ホーム > 書籍情報 > 歴史ポケット新聞 > ポケスポ立ち読み > 【野球】デビュー戦でプロの洗礼。長島4連続三振 [昭和33年]
昭和33(1958)年4月5日 |
【東京本社】4月5日の開幕戦(後楽園球場)、巨人の黄金ルーキー・長島茂雄選手は国鉄のエース・金田正一投手から4打席連続三振に打ち取られるホロ苦いプロデビュー。
立大卒の注目の新人・長島茂雄選手は、プロ最強の左腕、国鉄の金田正一投手の前に4打席連続三振を喫した。
オープン戦から好調の長島は国鉄との開幕戦に、3番・三塁でスタメン出場。試合前には「金田さんは正面から勝負してくる。カーブを狙って1本は必ず打つ」と宣言した。
だが、これが7年連続20勝を誇る球界のエースに火をつけ、金田の気迫あふれる投球に長島のバットは沈黙。4打席連続三振、わずか1球バットにかすっただけで、まともに当てることすらできなかった。しかし、長島は「決して悲観はしていません。今度はヒットでお返しします」と、がぜん強気だった。