ホーム > 書籍情報 > 歴史ポケット新聞 > ポケスポ立ち読み > 【五輪】「ルーマニアの妖精」コマネチ3冠[昭和51年]

ポケスポ 立ち読み

昭和51(1976)年7月22日

コマネチ3冠
【モントリオール臨時支局】第21回夏季オリンピックのモントリオール大会、第6日の7月22日、体操・女子の最終種目となる種目別決勝でナディア・コマネチ(ルーマニア)が今大会7度目の10点満点で3冠を達成。14歳の天才少女が、体操界の話題を独占した。

  ナディア・コマネチが種目別決勝で、段違い平行棒と平均台で10点満点を連発。両種目で優勝を果たして、今大会の金メダルが3個となった。
 身長153cm、体重39kg。ニックネームは「ルーマニアの妖精」。彼女がその存在を世界中にアピールしたのが、競技初日(7月18日)の団体総合規定だった。五輪史上、誰一人なし得なかった10点満点を段違い平行棒でマーク。さらに翌日の自由演技は、平均台と段違い平行棒の2種目で満点を連発。平行棒では、「高棒飛び出し半ひねり、抱え込み後方1回宙返り」の大技を完璧に決めるなど、ルーマニアを2位に導いた。
 21日の個人総合決勝では、またも段違い平行棒と平均台で10点満点。トータル79.275点で新女王の座を射止めるとともに、母国に同競技初の金メダルをもたらした。
 そしてこの日、今大会通算7度目の10点満点を記録。空前絶後の大記録となった。

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